フライヤー集め



 
お金がないときにでも気軽に楽しむことができるのが、
雑貨屋さんやカフェなどに置いているフライヤー集めです。
「フライヤー」とは、小さな紙に印刷されたお店の広告のことで、チラシとかビラの類ですが、
雑貨屋さんやカフェなどに置かれているものは、ショップカード的な名刺サイズのものが中心です。

多くの場合、フライヤーは自分のお店と似たようなテイストを持つお店にお願いをして、
置かせてもらうことが多いようで、フライヤーを辿っていくことで、自分の好みに合うお店を巡ることができます。
ホームページの相互リンクみたいなものですね。

このお店の名刺ともいえるフライヤーは、それぞれのお店の人たちがそれぞれに趣向を凝らして、
クールなデザインのもの、楽しい内容のもの、印象に残りやすいものなどを工夫して制作しており、
いろいろなお店のものを比べながらデザインを楽しむことができます。

お店の広告なので当然に無料。
あまりお小遣いの残っていないときなどは、雑貨屋さんを訪ねて、
「あれ、ほしいなあ」とか「今度はあれ買おう」とかこっそり思いながら、
帰り際に他のお店のフライヤーなどを頂いて帰ります。
何も買い物をしていなくても、何かしら収穫があったような気がして、
それはそれで納得できるお出かけになるものです。
それに、次の雑貨屋さん巡りのヒントにもなりますからね。

こうして少しずつ集めたフライヤーは、大切に保管しておきます。
お店によってはフライヤーを更新していくところもあるし、
お気に入りのフライヤーがその後は貴重なものになったりもします。
残念ながら、お店そのものがなくなってしまう場合などもあり、
フライヤーは小さな紙片ながらもお店を物語る歴史的資料でもあるのです。

お気に入りのフライヤー、集めてみませんか?
   


北海道立近代美術館の近くにある喫茶店
「カエルヤ珈琲店」のフライヤー。
非常にセンスの良いイラストが描かれています。
ホームページの案内は、URLではなく検索窓方式。
「カエルヤ たわごと」で検索してみてください。


カエルヤ珈琲店
http://kaeruya-sapporo.com/



電車通沿いの古いビルにある古本とビールのお店、
「アダノンキ」のフライヤー。
版画調の渋くてモダンなデザインが印象的です。
余計な情報が一切なく、デザインに徹しているのも、
逆に新鮮な感じ。
もちろん、必要な情報は裏面に満載です。

古本とビール アダノンキ
http://adanonki.exblog.jp/


札幌医科大学の近くにあるダイニングルーム
「バードパーク」のフライヤー。
ゆるいイラストだけれど、どこかモダン。
昭和時代のマッチラベル・デザインに通じるものを感じます。
必要な情報は、やはり裏面に集約して、
デザインはシンプルに。

BYRD PARK
http://byrdpark.jugem.jp/

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